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真言宗智山派の古刹で、西国三十三所観音霊場17番札所。 |
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「市の聖」と呼ばれた空也上人が、963年(応和3)に悪疫退散と死者供養を願って西光寺を創建したのが始まり。本尊の十一面観音像(国宝)は、空也上人の自刻と伝えられています[本尊は秘仏のため、12年毎の辰年にのみ開帳されます]。 |
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往時は寺域も広く、平氏の邸館や鎌倉幕府の探題も置かれていましたが、応仁の乱で本堂(重要文化財)以外の堂宇は焼失してしまい、かつての隆盛を誇った面影はほとんどみられません。 |
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しかし六波羅蜜寺には、本尊をはじめ、貴重な鎌倉時代の彫像が数多く収蔵されています。宝物館には、口から六体の小仏を出し、念仏を唱える姿の空也上人像(重要文化財)や『今昔物語』にも伝えられる定朝作の地蔵菩薩立像(重要文化財)、平清盛坐像(重要文化財)、運慶坐像(重要文化財)、湛慶坐像(重要文化財)など、どれも貴重なものばかりです。 |
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また、『平家物語』の舞台でもある六波羅蜜寺の境内には、平清盛塚や阿古屋塚があります。 |
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正月の皇服茶、8月の六波羅蜜寺万灯会、12月の空也踊躍念仏(かくし念仏)などの行事でも有名な六波羅蜜寺。都七福神まいりのひとつ(弁財天)でもあります。 |
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