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”学問の神様”として有名な平安時代の学者・菅原道真を祀る神社。全国にある天満宮の中でも、九州の大宰府天満宮とともに代表的な神社として信仰を集めています。 |
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菅原道真は天皇のおぼえめでたく右大臣の地位まで上り詰めましたが、藤原時平の陰謀により無実の罪で左遷され、903年失意の中で亡くなりました。その直後から京の都では、天災や疫病が流行り、皇族・藤原一族など道真を追いやった関係者が相次いで急死するなど奇妙な出来事が続出しました。これは無念の死を遂げた道真の祟りであると恐れた人々が、怨霊を鎮めるために建てたのがこの北野天満宮です。987年には、一条天皇の令により初めて勅祭が執り行われ「北野天満宮天神」の神号を得ました。天満宮が学問の神として崇められ始めたのは、鎌倉時代になってからで『北野神社縁起絵巻(国宝)』が作られたことに始まるようです。 |
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現在の社殿は豊臣秀頼が寄進したもので、権現造りの元祖といわれています。八棟造りという入り組んだ形の社殿の屋根は、日光東照宮にも受け継がれました。広い神域内には国宝の社殿・本殿をはじめ、重要文化財に指定されている中門・東門など典雅な桃山建築を見ることができます。 |
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また道真は大変梅の花を愛でたといわれ、 |
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「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな」 |
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という有名な歌も残っています。北野天満宮の約2万坪の境内には50種2000本の梅の木が植えられ、毎年2月中旬には見事な梅の花が咲き誇ります。 |
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道真の誕生日(6月25日)であり、命日(2月25日)でもある25日には、毎月天神市が開催されます。境内には、骨董品や着物、雑貨、古着などバラエティに富んだ露店がいっぱい出ています。思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。またこの日に合わせて『北野天神縁起絵巻』も公開されます。 |
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いつの頃からか「天神さん」の愛称で親しまれている北野天満宮は、受験シーズンには合格祈願に訪れる人でいっぱいです。 |
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■ 境内案内 【 北野天満宮 】 |
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